FXはリスクが高くて危険!?理由はレバレッジという仕組みにあり

FXをネットで調べると「ハイリスクハイリターン」「危険」「詐欺で返金されない」と言ったような口コミがよく出てくると思います。
実際にFXはまだ新しい投資手段のため安全性に乏しく、国民生活センターへの相談も普及とともに年々と増えています。

こんなにリスクが高い投資活動なら必要な初期費用も高額なのだろうと思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。
むしろFXは株式投資よりも安く始めることが可能です。その秘密は「レバレッジ」という仕組みにあります。

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FXを少額から始められるのはレバレッジのおかげ

レバレッジとは英語で「てこの原理」と訳すことが出来ます。
それになぞらえて金融業界では、少額の自己資本でも他人資本を仲介することで本来の利益率以上の利益を出すことをいいます。
小さなお金でも他人資本という長い棒があれば何倍も大きなお金を動かすことができます。

FXの運営会社は他人資本という形でお金を貸すことで、私たちは少額からでも外国為替取引(FX)をすることが可能というわけです。

多額のお金を動かせるFXは金利の上がり下がりが大きい

他人資本を利用することで多額の取引が出来るのがメリットのFXですが、同時に大きなリスクも伴っています。
それは少ない掛け金しか動かしてないのに、実際はその何倍ものお金を動かしているため、自分がどれくらいの利益不利益を被っているのかが想像しにくいという点です。

例えば自己資金100万円で取引を行うと、運営会社にもよりますが最大25倍つまり実際は2500万円の取引を行うことが可能です。

しかしながら自己資金の25倍の金額を想像すれば良いだけでなく、差金取引という仕組みがFXの難しさ助長していると言えるでしょう。

差金取引とはある商品を指定した日に買うのを約束し、それを決めた日と実際に購入する日のその商品の価値の差額のみで売買を成立させる決まりなのですが、その差額を生む利率は刻一刻と絶えず上下しています。

投資においてモノの価値が変わるのは当たり前ですが、その利率が自己資金の最大25倍の資金に掛かっているのが問題で、わずかな金利変動でも自己資金で対応できずに損をすることも珍しくありません。

金利が1%下がった場合100万円なら1万円下がるだけで済みますが、実際に動いているお金は2500万円なので25万円下がることになります。自己資金100万円の1/4が無くなるというわけです。

FXで損しない為に気を付けること

FXは自己資金よりも多額の資金を動かせるため、自分では対応が難しくなるくらい損をするというリスクがありますが、それを防ぐための方法もあります。

一つはロストカット。

これはFXの運営会社が「この人の自己資金でこれ以上損したらダメだな」と判断したら強制的に決算する仕組みで、私たちユーザーが返しきれない負債を抱えないようにするための安全装置といえます。
あくまで最後のセーフティーラインなのであまりお世話にならないように気を付けましょう。

基本的にはどの運営会社もこの仕組みを採用していますが、ごくわずかですが採用していないところもあります。
そのようなところは詐欺まがいの可能性が高いので避けるようにしましょう。

二つ目は損切り。

これは株式投資と同じく「これ以上価値が下がったら損してでも売ろう」というラインを自分で決めることで、更なる損失防ぐ方法です。

やることはロストカットと変わりませんが自分で設定するという点が大きく違います。

これ以外にもできるだけ損しない手段があるのですが、取引である以上どれも確実に損しないとはいえません。
証拠金の返金が出来なくなるどころか、借金の危険性も十分に考えられます。

しかし、FXは自分が動かすお金以上に多額の資金が動いているということを常日頃頭に思い浮かべ、日々の勉強が、リスクを防ぐための第一歩といえるでしょう。

シンプルビジネスとは

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