アービトラージの超短期取引のメリットとデメリット

アービトラージは、金融業者の価格差を活用する取引です。
あまりレートの動向などを気にせずに取引できるメリットがあります。
ただしアービトラージの場合は、利益額は若干限定されるデメリットもあります。

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アービトラージの取引の主なメリットとは

アービトラージは価格差によって取引する都合上、チャートなどでレートを細かく確認する必要はありません。いわゆる上昇相場や下落相場などの状況確認は、原則不要です。

このためアービトラージは、あまり知識は求められません。
FXや株などで取引するなら、チャートのパターンなどをある程度覚える必要はありますし、現在の状況も確認しなければなりません。それだけに、やや手間がかかります。
しかしアービトラージは、そこまで深い知識は求められません。

またアービトラージは、タイミングなどを見計らう必要もありません。
株などで取引する時は、買い時を見計らう必要はあるものの、アービトラージはそれも不要です。

利益額は若干限定されるアービトラージ

ですがメリットばかりではありません。
アービトラージには、利益額に関するデメリットもあります。
確かに相場などを注視する必要はありませんが、基本的には超短期売買になるのです。
価格差を注視しながら、速やかに取引と決済を行う必要があり、玉を長期保有することは原則ありません。

短期で取引する以上、どうしても利益額も限定されます。一気に大きなお金を稼ぐ方法ではありません。いわゆるハイリターンな取引ではないので、人によっては少々物足りないと感じている事もあります。

株などの長期投資は、そうではありません。
1つの銘柄を長期保有し続けていれば、かなりの利益額になる事もあります。
アービトラージは、そこまで大きな利益額にならないケースも多いです。

超短期なのでリスクを限定できる

しかし価格幅があまり大きくないのは、むしろメリットの1つでもあります。
損失に関するメリットがあるからです。
そもそも1つの銘柄を長期保有し続けるのは、ややハイリスクになります。
長期化すれば、その損失幅が大きくなってしまい、リスクも拡大してしまいます。

ですがアービトラージの場合は、基本的には超短期売買になりますから、あまりリスクは高くありません。
リスクが大きくなる前に、速やかに決済取引を行いますから、損失を限定する事ができます。超短期の売買にはデメリットもありますが、メリットもある訳です。ローリスクローリターンの取引を求めているなら、アービトラージはおすすめです。

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